2006年 06月 23日
午前6時の思考
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自分のうちに放火して、継母と異母弟妹を焼き殺してしまった16歳がいた。
真面目で優秀な高校生だったという。
ワールドカップが見たかったといって、民家に入り込んで捕まってしまった幼稚さを知るにつけ、
その生きていた世界の、あまりに狭かっただろうことを思わずにいられない。
彼には彼の不幸があったのだろうけれど、
ただ別の価値観、別の世界があることを知れば、何ほどのものでもなかったはずだ。
ついにそれを知る機会を得なかったことが、彼とその家族の不幸であった。
関係がないけれど、いやあるけれど、今朝の中田の姿を見て考えた。
29歳が人前で泣くのはどうかと思うが、それはまぁかまわない。
でも別に失礼な質問をしたわけでもないインタビュアーに、「話聞いてますか?」などと逆切れして許されるのは、せいぜい高校生までだ。
それは彼がサッカーがうまいとか、死力を尽くして戦ったとかとは別のことで、大人として振る舞えるかという問題だ。
彼もまた、恐ろしく狭い世界で生きている。
大から小まで、今、私たちひとりひとりの生きる世界が、どんどん小さくなっている。
自戒を込めて、子供の論理に陥らないために。
真面目で優秀な高校生だったという。
ワールドカップが見たかったといって、民家に入り込んで捕まってしまった幼稚さを知るにつけ、
その生きていた世界の、あまりに狭かっただろうことを思わずにいられない。
彼には彼の不幸があったのだろうけれど、
ただ別の価値観、別の世界があることを知れば、何ほどのものでもなかったはずだ。
ついにそれを知る機会を得なかったことが、彼とその家族の不幸であった。
関係がないけれど、いやあるけれど、今朝の中田の姿を見て考えた。
29歳が人前で泣くのはどうかと思うが、それはまぁかまわない。
でも別に失礼な質問をしたわけでもないインタビュアーに、「話聞いてますか?」などと逆切れして許されるのは、せいぜい高校生までだ。
それは彼がサッカーがうまいとか、死力を尽くして戦ったとかとは別のことで、大人として振る舞えるかという問題だ。
彼もまた、恐ろしく狭い世界で生きている。
大から小まで、今、私たちひとりひとりの生きる世界が、どんどん小さくなっている。
自戒を込めて、子供の論理に陥らないために。
by ta-gu-chi
| 2006-06-23 20:59
| つれづれ
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