2011年 02月 24日
ぐだぐだ
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政治からわたしのお仕事に至るまで、最近はいろいろなことがぐだぐだしてきた。
おおむね幸福な人生を送ってきたせいか、はたまた生来の性分か、
たいていのことは、なるようになるさと受け流してきたわたしですら、
これはちょっとまずいんじゃないかなぁと思うことが多くなった。
わたしのお仕事については、それはわたしの責任だから、
ぼやいても詮無きことだ。
それについては自分で真剣に考えようと思う。
一方、政治だとか不況だとかに対しては、わたしは絶望的に無力である。
ただ、たとえば先の大戦を経験した人たちは、異口同音に同じことを言うようだ。
誰も戦争などしたくはなかった、けれどあの時代、あの空気になかで、
それはやむを得なかったのだ
いや、わたしは別に戦争が起こるといっているのではない。
いってはいないが、もやもやしている。
ドイツの牧師であるマルティン・ニーメラーは、一歩すすめて、こんな詩を書いた。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。
(※これは正確な引用ではない、興味のある方は検索されたい)
ぐだぐだした世の中では、
はっきりしたものが求められる。
爽やかな弁舌、ぶれない姿勢、強い指導力。
でもわたしの、つたない人生経験がいうのだ。
声の大きな人には気をつけろ、と
それから、人の悪口を言う人にはついていくなと。
なので、ニーメラーのような後悔をしない為に、こんな記事を書くことにした。
ぐだぐだしているから、何とかしたい。大相撲も民主党もなんだか納得いかない。
でも、とりあえず威勢のいい言説には、ちょっと立ち止まって考えてみよう。
人をこき下ろす時には、すこしだけ我が身を顧みよう。
高みから見下ろすのではなくて、一緒に考えてみよう。
自戒を込めて
おおむね幸福な人生を送ってきたせいか、はたまた生来の性分か、
たいていのことは、なるようになるさと受け流してきたわたしですら、
これはちょっとまずいんじゃないかなぁと思うことが多くなった。
わたしのお仕事については、それはわたしの責任だから、
ぼやいても詮無きことだ。
それについては自分で真剣に考えようと思う。
一方、政治だとか不況だとかに対しては、わたしは絶望的に無力である。
ただ、たとえば先の大戦を経験した人たちは、異口同音に同じことを言うようだ。
誰も戦争などしたくはなかった、けれどあの時代、あの空気になかで、
それはやむを得なかったのだ
いや、わたしは別に戦争が起こるといっているのではない。
いってはいないが、もやもやしている。
ドイツの牧師であるマルティン・ニーメラーは、一歩すすめて、こんな詩を書いた。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。
(※これは正確な引用ではない、興味のある方は検索されたい)
ぐだぐだした世の中では、
はっきりしたものが求められる。
爽やかな弁舌、ぶれない姿勢、強い指導力。
でもわたしの、つたない人生経験がいうのだ。
声の大きな人には気をつけろ、と
それから、人の悪口を言う人にはついていくなと。
なので、ニーメラーのような後悔をしない為に、こんな記事を書くことにした。
ぐだぐだしているから、何とかしたい。大相撲も民主党もなんだか納得いかない。
でも、とりあえず威勢のいい言説には、ちょっと立ち止まって考えてみよう。
人をこき下ろす時には、すこしだけ我が身を顧みよう。
高みから見下ろすのではなくて、一緒に考えてみよう。
自戒を込めて
by ta-gu-chi
| 2011-02-24 09:47
| つれづれ
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Comments(2)
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by
矢嶋信子
at 2011-02-27 07:48
x
リヒターの「あのころはフリードリヒがいた」(岩波少年文庫)という本を読むと、ナチスの「じわじわぶり」がよく分かります。
本当に世の中じわじわ。この中で大きな声を出す人の言うことを聞くなというのは難しいです。(ま、私はアマノジャクなので聞きませんが・笑)
ちょっと危ない世の中ですね。いや、「かなり」というべきでしょうか。
タグチ先生みたいなぐだぐだ(誉め言葉)している人が増えてくれるといいんですが。
上手くいかなかった会社面接の帰りにバスのハンドル奪うアンポンタンがいるようでは・・・みんな一点集中しすぎです。
本当に世の中じわじわ。この中で大きな声を出す人の言うことを聞くなというのは難しいです。(ま、私はアマノジャクなので聞きませんが・笑)
ちょっと危ない世の中ですね。いや、「かなり」というべきでしょうか。
タグチ先生みたいなぐだぐだ(誉め言葉)している人が増えてくれるといいんですが。
上手くいかなかった会社面接の帰りにバスのハンドル奪うアンポンタンがいるようでは・・・みんな一点集中しすぎです。
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by
ta-gu-chi at 2011-02-27 23:52
矢島様
喜ぶべきは、いまのところ、声の大きい人たちのなかに、あまり大物がいないってことなんですが・・。
関係ないけど、かの銀河英雄伝説の
有能な専制君主と、腐敗した民主主義ではどちらがいいか?
という命題が思い起こされます
喜ぶべきは、いまのところ、声の大きい人たちのなかに、あまり大物がいないってことなんですが・・。
関係ないけど、かの銀河英雄伝説の
有能な専制君主と、腐敗した民主主義ではどちらがいいか?
という命題が思い起こされます